2000年1月8日、TAKE5の創立者であるベニーセキ氏とパートナーは香港の九龍佐敦ロンドン広場の一階にTAKE5を初めてオープンした。
TAKE5の由来は、最初エヴィス、ドライボーンズ、GARDENER、ストーミーブルーの4つのブランドを扱ったことから。
当時この4つのメーカーとオリジナル商品(四面の旗)を作り、自らを加えて5つとなったことから、この名をつけたのだという。
その4つのブランドからスタートしたものの、やはり当時の香港の人たちにはレプリカジーンズというものはまだ理解されず、日本の素晴らしきデニム文化を伝えることは想像以上に厳しいという現実にぶつかった。
とくにレプリカジーンズは、通常200〜300香港ドルで買える普通のジーンズとの差別化をはかる事はが難しかったのだ。
それだけでは無く、生地の違いや縫製など工程の説明も詳しくしないと、厳しい香港ユーザーは納得しない。
ついに2001年後半に今の尖沙咀加連威老道にある店舗へ移転。
創立から関わったパートナーとも離れ、ここからセキ氏の新たな挑戦が始まったのである。
この分野において何年も努力を積み重ねた結果、新たなアメカジファンを生み出す事に成功。
香港はもちろん台湾、タイなど世界中のジーンズ愛好者たちに日本のデニム文化の主旨をもっと分かって貰いたい。
長年穿き込んだジーンズのような色落ちとともに世界に唯一のマイジーンズを作るように、TAKE5も成長を遂げているのだ。